【リア周りの組み立て(1)】
M300RSW組立説明書2ページ参照
Tバーを組み立てましょう。
3×5mmイモビスをTバー(この時点で裏/表は特にありません)にねじ込みます。
ただしTバーの穴は小さいので、一気にねじ込んでしまうとTバーやビスを痛めてしまいます。
そこで1/2回転回したら1/4回転戻す。これを繰り返します。
3歩進んで2歩下がる...ですね。(^^)
ねじ込むのがキツイからといってタップ等でネジを切ってしまうと、
イモビスが抜けやすくなるので、タップは使用しないでください。
向こう側にビスの頭がわずか(0.2mm程度)に出たらストップです。
左右2カ所にねじ込んでください。
こんな感じです。
ボールピボットをロアボールシートとアッパーボールシートで挟みます。
それをTバーの上に乗せ、裏からM2×6mmトラスビスで固定します。
このときネジの締め込み具合で、ボールの動きが変わります。
フロント側は締め込んでボールの動きが渋くても、ある程度は大丈夫ですが..。
問題はリア側のボールです。ここは滑らかに動かないと走行しづらくなります。
調整方法としては..
1.ネジを4本均等に締め込む。
2.1/8回転戻す。
これで取り敢えず大丈夫かと思います。
しかし部品の個体差があるので、滑らかかつガタの無いところに調整してください。
注意! トラスビスは強くねじ込まないでください。
アッパーボールシートのネジ穴が壊れてしまいます。
リア側のトラスビスの頭を削ってあげます。
こうすることで、ロールしたときビスの頭がシャーシと干渉するのを防いでくれるそうす。
ただし、削りすぎるとビスを回すことが出来なくなるので程々に...。
こんな感じで出来上がりました。(裏から見たところ)
モーターマウント周りを作りましょう。
モーターマウントは角が鋭いのでヤスリで角を落としておきます。
触って痛いのは精神衛生上よくありません。(^^;
ロアブレースにモーターマウント(R)とモーターマウント(L)をM3×8mmサラビスで止めます。
組み上がったモーターマウント部とTバーをTバーカラーを介して、
M3×8mmサラビスとM3ナットで接続します。
Tバーカラーを間に入れるのを忘れないようにしてください。
ベアリングホルダーに1/4×3/8インチフランジベアリングをはめ込みます。
これを2個作ります。
ベアリングホルダーは3種類有ると思いますが、
今(組み立て中)はどれを選んでも結構です。
ただし左右おなじ物を選ぶようにしてください。
左右それぞれのモーターマウントにベアリングホルダーを取り付けます。
仮にカーボンシャフトを入れてみて、左右の高さを一応確認しておきます。
部品の精度は高いので、ズレは無いはずです。
確認が終わったらカーボンシャフトを抜きます。
デフリングの裏側に薄い両面テープを付けます。
デフリングには製造上の裏表がありますが、あまり気にしなくて結構です。
はみ出た部分をカッターで取り去ります。
これを2個作ります。
デフリングの両面テープ保護紙を剥がし、
ハブベース、インナーハブ2それぞれに貼り付けます。
注意! そのまま取り付けると、後で剥がしにくくなります。
指先に油などを付けて粘着面を指でなでます。
こうすることで粘着が弱くなり、後で剥がすのが楽になります。
右ハブ両端(内側と外側)それぞれに6×10mmベアリングを挿入します。
スパーギヤに1/8インチデフボールを入れ、デフグリスを薄く付けます。
デロンデロンに付けないよう気を付けてください。
デフボールを入れる穴は写真のように内側を使います。
デフボールはスパーギヤからポロッと落ちてしまうので、気を付けてください。
カーボンシャフトにインナーハブ2、右ハブにハブベースをはめ込みます。
カーボンシャフトと右ハブの間にスパーギヤを入れます。
このとき、スパーギヤのデフボールや右ハブのベアリング等が
ポロッと落ちるおそれがあるので気を付けてください。
M4ナット(黒い樹脂)ですが、非常に固くシャフトのネジを痛めそうな気がします。
そこで写真のように、適当な4mmネジを使って軽くアタリを付けておきます。
実のところ私はこのナットが気に食わず、市販のアルミナイロンナット
(ツーリングカーのホイールを固定するナット)を使ってます。
右ハブ外側のベアリングにサラバネを載せ、M4ナットで締めます。
サラバネは組立説明書のように向きがあります。
かならず山側がベアリングのほうを向くようにしてください。
注意! M4ナットはギチギチに締めないでください。
デフリングがデフボールに対し僅かに当たったところで止めてください。
出来上がったシャフトをモーターマウント部に差し込んでください。
(左右間違えないようにしてください)
次に左ハブを差し込みます。
シャフトを左右に動かして僅かにガタがある位が丁度良いです。
ギチギチだとシャフトが回ってくれません。
場所が決まったら4×4mmイモビスを締めます。
もう一度イモビスをゆるめて左ハブを外します。
シャフトをよく見ると、イモビスの跡が僅かに残ってると思います。この部分をヤスリで削ります。(Dカットと呼ぶ)
この作業をすることで左ハブが外れにくくなります。
Dカット作業が終わったら、左ハブを差し込んでイモビスで固定します。
ところでDカットの写真がありません。なぜでしょう?それは...
私はXENONのクランプ式ハブを最初から付けてるからです。
出来れば最初からDカットせず、このクランプ式ハブを装着することを強くオススメします。
下の写真がクランプ式ハブです。
因みに色々と加工を施しています。これに関しては別の機会に説明します。
組立説明書2ページ目で、リアタイヤを取り付けるようになってますが、ここではまだ行いません。
あとで行ったほうが楽だと思います。